ワーキングホリデーに行くにあたって、絶対条件ではないものの、必須となるもの。そして出発前の準備で僕が1番悩み、時間がかかったものがこのワーキングホリデー用海外旅行保険です。
ワーホリ保険の必要性
海外での医療費はとんでもなく高いようです。無保険では全額自己負担なんで、場合によってはそれだけで人生詰みます(笑)
もしもワーキングホリデー中に病気や怪我をしたら?なにかトラブルにあったら??
それがたかが風邪だとしても苦しい思いをすることになります。そしてそれが命に関わるような病気や怪我だったら大変なことになってしまいます。もしなにかあったら家族に迷惑をかけることにもなりかねません。
でも実はけっこうな割合で保険に入らずに来てる人をみかけます。半分くらい?は言い過ぎでしょうか?最初は入っていたけど期限が切れてしまった人も多いようです。実際に使うかどうか分からないものに大金を払って旅立つことに抵抗があるのはよくわかります。でもそれが保険ってものですから(^_^;)
自分の好きなことをしに海外に行くのだからこそ、迷惑はかけないようにしっかりと保険に入るべきです。保険にさえ入っていれば安心して日々を過ごす事が出来るのでより海外生活を楽しめると思います。
絶対に病気しないし、怪我もしない。もしなにかあっても絶対病院に行かないという覚悟があるならいいですが、そんな保証はどこにも無いわけで保険は必須というわけです!
日本に居たって健康保険に入るわけですからそれを考えればワーホリ保険なんて安いくらいです。それでこれだけ手厚い保険って逆にすごいと思います! いや、別に保険会社のまわし者ではないですよ?(笑)
選ぶ際のポイントは?
さてこの保険を選ぶにあたってのポイントは値段と内容をどこで折り合いをつけるかです。
その内容を把握する為の用語がたくさんあって分かりにくいんです。なのでまずは簡単に主な用語について解説します。
傷害死亡 | 怪我で死亡した場合の保険金 |
疾病死亡 | 病気で死亡した場合の保険金 |
後遺障害 | 後遺症が残った場合の保険金 |
障害治療 | 怪我の治療費 |
疾病治療 | 病気の治療費 |
救援者費用 | 捜索、救急搬送、家族が駆けつける際の費用 |
賠償責任 | 相手に対して生じた賠償金 |
携行品 | 自分の持ち物に対する保険 |
生活用動産 | 自分の持ち物に対する住まいでのトラブルを含む保険 |
航空機手荷物 | 手荷物が届かない場合の諸費用 |
航空機遅延費用 | 飛行機遅延による諸費用 |
内容を把握できたら自分にとってなにが最も重要かを考え保険内容を比較して値段を決めていきます。とはいえなにが重要かって怪我や病気の治療費に決まっています。その為の保険なんですからね。
この保証内容については金額相応で、高ければ充実した内容となり、イザという時に困りません。逆に安ければ条件が厳しくなり、保険金が降りる額も少なくなります。安かろう悪かろうで高ければ高いほどいいことに間違いありません。車の保険とかと同じですね。
2014年時点で僕が調べた中では保険料が1年間でだいたい20万円くらいから安いものは10万円を切るものまであります。その差はなんと倍以上です!なぜこんなに差が出るかというと保険内容を絞ってあるからです。
そして実際に選び始めるとちょっと値段が上がるだけでよくなるならと、少しずつ高いものを選んでしまいそうになります。うまくできてますよね〜。たしかに少しの金額差で例えば治療費上限が1,000万円変わるとかだとどうせならと思ってしまうかもしれません。もちろん下りる保険は多いに越したことはありません。
しかし僕は必要以上の内容はいらないと考えます。 例えば急病や怪我で500万円の治療費がかかったとします。そのまま治療を続けると何千万とかかるような状態になったら帰国することになると思います。 治療費が無制限だとして、いくら医療費が高いとはいえども1億とかだったらもはや原型とどめてないというか死んでません?(笑)
賠償責任も多めに付けておいた方がいいと思います。相手にどんな怪我を負わせてしまうか、どんな高価なものを壊してしまうかわからないですからね。
なので各項目の保険内容の必要金額と予算を決めてから選ぶほうがいいと思います。 だからといって障害治療100万円なんてものはあってもなくても変わらないと思います。かかるときはその程度じゃ済まなそうなんで適度な選択が必要になります。
保険会社はどこがいいの?
保険会社選びですが、大手はAIU、ジェイアイ、損保ジャパン、東京海上、あたりでしょうか? 1番利用者が多いのは留学・ワーホリ保険ならAIU保険 だと思います。やはり安心感があると思います。
どこを選んでも変わらないような変わるような・・・ プランもありすぎて困ります。そもそもなにを重視して相場はどのくらいなのかがよくわからない状態で選ぶわけですからね。もうひとつ困った事に代理店によってそれぞれ特別プランがあるのでどこがいいとは言いがたい状況です。
同じような内容の保険だった場合は何を基準に選ぶかというと、海外拠点の有無や緊急時の対応です。大手はそこがしっかりしていて現地での24時間電話対応からキャッシュレス診療のサポートまでが手厚く安心です。キャッシュレス診療対応病院の多さは特に重要だと思います。
保険内容は随時変わっているようなのでまずは資料請求をして相談してみた方がいいです。バラ掛けできると書いてあるのにその方法がわからなかったりと、正直ネットでいくら探してもよくわからないです。
オススメのプランの目安
自分の希望する予算と内容で絞り込んでいけば、必然的に決まってくるので、保険会社を選ぶというのは正しくないかもしれません。とにかく安く、しかも安心なプランにしたいですよね。
こうして総合的に僕が選んだのは朝日火災のフリープラン。自分で必要な内容を選択できるので希望にそった内容を選択できました。朝日火災はジェイアイとの提携なのでとのサポート体制もバッチリです!(※現在、朝日火災の申し込みができるところがみつからないのでもうやっていないのかもしれません。)
オススメするプラン内容はこんな感じです。
傷害死亡 | 2,000万円 |
疾病死亡 | 500万円 |
後遺障害 | 2,000万円 |
障害治療 | 2,000万円 |
疾病治療 | 2,000万円 |
救援者費用 | 1,000万円 |
賠償責任 | 1億円 |
携行品 | 30万円 |
航空機手荷物 | 10万円 |
航空機遅延費用 | 2万円 |
治療費を多めにしましたがこんなにいらなかったかなとも思います。ここは生活用動産が選べなかったのでそこは割り切りました。
あくまで僕の考えによって選んだ内容なので自分で考えた上で決めてください。
注意点
いくつかの注意点と僕の失敗を紹介します
・申し込み時期
出発当日のネット申し込みもOKとあるところがありますが、実際には契約書の取り交わしが必要な場合が多く、当日でも大丈夫なのはAIU等のネット申し込み等で、しかもプランが限定されて高くなります。僕はこの当日まで大丈夫にダマされ?安心して保険加入をギリギリまでやりませんでした。出国の数日前に申し込んだんですがホントギリギリセーフでした。 通常最低でも一週間前には申し込まないと契約が完了しないので、余裕を持って手続きをしましょう。
・契約期間
多くの保険会社は海外からの延長ができません。なので、期間も多めに見積もっておくほうがいいと思います。実際に行ってみるとどうなるかわからないので、延長したくなった時に面倒です。損保ジャパン日本興亜だけが海外滞在中でも加入可能だったのでこれで期間を延長しました。
・携行品と生活用動産の違いを理解する
このふたつはどちらも自分の身の回りの持ち物についての保険ですが、
・携行品はホームステイ、寮、ホテルでの事故・盗難についての保証
・生活用動産はシェアハウスや借家などでの事故・盗難似ついての保証
それと持ち歩き中の破損・盗難も対象です。生活用動産には携行品の内容も含まれる上位版と思ってください。なので、最終的にほとんどの人が住む事になるシェアハウスでのトラブルには携行品は対応してくれません。
・歯の治療
ほとんどの保険が歯の治療は対象外となります。AIU等一部で対象に加える事ができます。なので歯の治療は渡航前に済ませてしまいましょう。
こうしてがんばって保険を選んで行きましたが結局使ったのは一度だけでした、しかも使わなくてもいいような内容でしたが、それでも安心を買ったと思えばしかたないかなと思います。
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