英語に囲まれた生活環境の中でどのように英語というものに対応していったのか、
はたして順応できるものなのか?
実体験でお伝えします。
オーストラリアに長期(っていうほどでもないが)滞在してみて、毎日英語に接しているという状況は、普段日本にいて生活しているよりは英語に触れる機会が格段に多いので見る、聞く、話すことに『慣れ』てくることは間違いありません。
自分でも慣れてきたなと感じる実感はありました。
最初の自分のレベル
僕の英語のレベルは、オーストラリアに着いた時点ではほとんどゼロでした。
これは大げさでもなんでもなく、文法なんてまったくわからないですし、すごく初歩的な単語すらわからないという、たぶんそのへんの中学生よりも英語ができない状態です。日本で一般的に使われることが多い英語やカタカナ英語しかわからないんです。
そんな僕がオーストラリアに降り立つとどうなるかというと・・・
そこらじゅうに書いてある英語の文字がまったく理解できないのでもはや暗号を見ているような状態。
聞こえてくる言葉は雑音のようなもので解読不能。
お店などで話しても、単語がわからないとかいうレベルではなく、発音が聞き取れません。知っている単語だったとしても聞き取れないからわからないんです。
もちろん話すことなんてできません。知ってる単語を並べてるだけで、相手からしたら赤ちゃんと話してるのと変わらないでしょう。
そんな僕のオーストラリアでの英語生活が始まったわけです。
最初に目が慣れてきました
生活しはじめて1〜2ヶ月。
一番最初に慣れてきたと感じたのは『目』でした。
なんとなくその辺に書いてある英語の意味を理解して行動してることに気づきました。
文章を理解することはできないけど、看板のようなメッセージ性の強い簡単なものに関してはなんとなく言いたいことが伝わるんです。単語を覚えてるというわけでもなくて、おそらく周囲の状況などから推測したりしてるんだと思います。駅やお店など、その時々で登場する使われている文字の法則性だったり単語だったりを視覚的に覚えている感じでしょうか。
目を開けて行動している以上、文字は必ず視界に入ってくるもので、サボりようがないんでしょう。
わからなければ調べる必要があるんで自然と最低限生活する上で必要な文字情報は理解できるようになったようです。
英語を書くことに関してもそうです。
発音からなのかなんなのかよくわかりませんが、なんとなく単語を書くことができているような・・・気がする。合っているかは別にして、こういう発音はこう書くみたいな感じです。これは普段から英語を目にしてるからかなと思います。
そして、相手の表情やジェスチャーから伝えたいことや感情を理解することもできるようになります。これも目から入ってくる情報ですね。
これら視覚情報を見て感じ取るテクニックがついてきて『慣れ』てくるんだと思います。
次に慣れてくるのは?
『空気』かなと思います。
大気という意味の空気ではありません。
見る、聞く、話す、すべて英語を使う環境の中にいるという空気感。海外にいるという空気感。
それをやらなくては生きていけないという状況の中に身を置いている雰囲気とでもいうのでしょうか?
自然と英語を使おう、理解しようとしています。
これはけっこう重要なことです。
勉強しよう、覚えようと息巻くよりもこの空気感をつかんで生活していることで英語に慣れてきます。
伝えること、発すること
話すこと、英語で伝えることにもだんだん慣れてきます。
恥ずかしさや不安に慣れるとも言えると思います。
めちゃくちゃでもなんでも自分の知っている言葉を駆使して相手に言いたいことを伝えようとすること。気張らず、肩の力を抜いて話そうとすることが大事だと思います。
なかなか慣れない耳
耳はホントになかなか慣れませんでした。
ネイティブな発音を聞き取るのってどんなに簡単な単語でも難しいです。
相手が気を使った優しい発音で言ってくれることでなんとか聞き取れる程度。
逆に学校の友達など同レベルの相手の発音は聞き取りやすいです。特にアジア圏の人の英語は日本人にとって聞きやすいって言いますね。それと学校の先生はさすがプロだけあってとても聞き取りやすい発音で話してくれます。
それでもなんとか街で買い物する程度で使う言葉は聞き取れるというか、なんて言ってるかはわかるように
・・・なったような気がします。
耳を鍛えるには会話するしかない、あとはテレビやラジオで慣れるしかないのかなと思います。
とにかく英語に触れるしかない
これらはあくまで僕の感覚でしかないので他の人がどうなのかはわかりません。
聞く機会が多い環境なら耳が先に慣れる場合もあるのかも。
とにかくたくさん触れることで慣れてくるんじゃないかと思います。
とりあえず慣れることは大事だと思うし、英語を使えるようになる最初のステップとなるでしょう。
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