騙されないで!ワーホリの仕事とタックスリターンについてのウソ

オーストラリアで仕事を探す際のキーワード、 ローカルジョブとキャッシュジョブについての違いやタックスリターンについて聞いたことはあるけど内容はよく知らないという人は実はけっこう多いんじゃないでしょうか?

 

ローカルジョブとキャッシュジョブの違い

ローカルジョブはTAXもしっかり納めるオーストラリアの法律にのっとった正規の雇用形態です。
[記事リンク⇒オーストラリアのローカルジョブ、正規ジョブの凄さ!
このようにとても手厚い待遇によって働くことができる、金銭面でとても魅力的な労働形態で、ローカルといっても邦人経営のところもチラホラあります。

一方キャッシュジョブは違法労働となります。国に見つかれば本人が罰せられるリスクもありますが、摘発なんてことはまずないと思います。 キャッシュジョブだっていいところはあります。働く側も雇う側も手軽なので多くのジャパレスなどがキャッシュジョブ形態です。

違法とはいえどもキャッシュジョブの存在自体はむしろありがたいことだと思います。仕事が欲しい人、安く雇いたいお店、お互いにメリットがあり、助け合うWIN-WINな関係にあると思います。 オーストラリアに来たばかりであてもない僕らを雇ってくれるんだから救世主ですよね!

比較対象がローカルジョブだと安い給料に感じますが、手取りだけで見ればあまり変わらない金額は貰えます。そんなキャッシュジョブで働く人が、お店を相手取って訴えを起こすなんてバカなことがあるようですが、拾ってもらった恩を仇で返すとはまさにこのことだなと可哀想にすら思います。嫌なら働かなければいいのに。

TAXの有無、タックスリターンについて

さて、騙されないでというのは、 ローカルジョブとみせかけたキャッシュジョブのお店の存在です。
「うちはTAX払ってるよ!」と言いながら給料手渡しだったり、「あとで税金分を支払う」とかわけのわからないこと言ってるところは怪しい。というかTAXは払われていないでしょう。

まずTAXを払うということは本人がこのような国の正式な書類を記入します。
(拾い物画像ですがTax file number declarationの記入用紙)
tfn-dc

これを書いてないならTAXを払っていません。 「こんなようなの、書いたよ」とか、「タックスファイルナンバーを渡したよ」いう人がいましたが、でも給料は手渡し。これも多分書いただけでTAXは払われていません。TAXは給料天引きの源泉徴収です。手渡しでは成立しません。 あとでタックスリターンで帰ってくると思ってても実際には帰ってこない残念パターンでしょう。

もしこのような状態でヘタにタックスリターンを申し込みでもしたら逆に税金請求されるんじゃないの?まぁTFN上の記録がないんでそれもないか。

ずーっとお店がTAXを納めてくれていてタックスリターンで帰ってくると信じて働いてきたけど実際にはTAXは払われていなかったという人が実際にいました。これは訴えていいレベルですね〜。

こんなお店もありました 。「うちはTAXとキャッシュ選べるけどキャッシュのほうが手取りは多いからキャッシュがオススメだよ」というところ。手取りが多かろうが最終的な金額はTAXありのほうがいいんだから比較にならなくない?と思いますが、手軽さでキャッシュを選んじゃうんでしょうか。まあそれはそれでいいと思いますが、試しにTAXありでって言ってみてほしい。多分やってないから。

そしてこれらのお店のオーナーは従業員にこう吹き込みます。 「タックスリターンなんて全然お金帰ってこないよ、むしろ払わないといけないケースのほうが多いんだ。手続きだって面倒だしお金もいっぱいかかるからやんないほうがいいよ」

そんなわけあるか(笑)

しかしこれを信じて自らタックスリターンをしないという選択したつもりでそのまま帰国する人も多いようです。 そしてそんな人達から広まったのか

  • タックスリターンはめんどくさい
  • タックスリターンはお金がかかる
  • タックスリターンはたいした金額帰ってこない
  • タックスリターンすると逆に払わないといけなくなる
  • タックスリターンなんてやらないほうがいい

こんなデマ信じちゃだめですよ!(笑) 源泉徴収される金額は30%です。普通に働いてたらちょっとという金額ではありません。対して申請にかかる費用なんて100ドルそこそこです。1日だけ働いたとかならべつですが普通に働いてたらマイナスになるわけありませんね。

また、タックスリターンで追加課税されるのは非居住者扱いになった場合です。ほとんどの人は追加課税なんてありません。 めんどくさいという問題も、自分でやるならめんどうでしょうが税理士に頼めば簡単です。
[記事リンク⇒ 稼ぐなら今!タックスリターンとは?

というわけで変なのに騙されないよう正しい知識を持って仕事を探しましょう!
[記事リンク⇒仕事探しの方法と手順 いい仕事をみつける為に

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コメント

  1. さつ より:

    タックスリターンは2016年7月以降は、ワーホリも課税対象になるので一切返ってきませんよ

    • ふろすけ より:

      >さつさん

      コメントありがとうございます。

      その通りです。2016年7月以降に稼いだ分にはワーホリも課税対象になります。
      こちらの記事で書きましたが[記事リンク⇒ 稼ぐなら今!タックスリターンとは?]ちょっとわかりにくかったですね。

      この記事は2015年度現在オーストラリアでワーホリをしてる人に向けて、こんな事例もあるよという意味で書きました。

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