タックスリターン(TAXreturn)とは、日本でいう確定申告みたいなもので、払いすぎた税金がある場合は戻ってくるというものです。
なぜワーホリの人はこのタックスリターンでお金が戻ってくるのかというと、現在基本的にワーホリは非課税の対象になりやすいからです。
オーストラリアの税金の締めは毎年7月1日〜翌年の6月30日までで、7月1日以降に前年度の申告をするのは全員の義務となります。必ずしもお金が戻ってくるというわけではありません。しかし、オーストラリアの税金は18,200ドルまでの収入は非課税となります。
ところが、ワーホリの人は給料の約30%が一旦自動的に源泉徴収されています。 10,000ドル稼いだら、約3,000ドルが税金として収められているわけです。 これは銀行振込時に自動的に源泉徴収されています。(ということはローカルジョブ、正規ジョブに就いている場合に限ったお話で、ジャパレスでキャッシュジョブで働いている人は関係ありません。)
そして、この一旦支払った3,000ドルが戻ってくるというものなんです。これこそがローカルジョブの 魅力のひとつなわけです![記事リンク⇒オーストラリアのローカルジョブ、正規ジョブの凄さ!]この返ってくるお金のことを「リファンド」と言います。
こちらにタックスリターンについて詳しく解説されています
[外部リンク⇒日豪プレスhttp://nichigopress.jp/account/money_spe/99201/]
この、戻ってくるかどうか?に関わる要素が「居住者」か、「非居住者」かという部分です。しかしワーホリの人は基本的に「非居住者」なんです。非居住者は32%の税金がかかるため、追加で支払わないといけないことになってしまいます。
「え?じゃあやるだけ無駄じゃん!返ってこないのかよ!?」
いいえ大丈夫です!半年以上オーストラリアに住んでいればだいたい居住者として認めてもらえます!なのでもしローカルジョブやファームなどでTAXが引かれるような仕事をした場合は少なくても半年は滞在しましょう!
また、18,200ドル以上稼いでしまった場合ですが、これは金額によって税額が変わってきます。しかし、18,200ドルを超えた分に対してだけ税金がかかるのでそんなにシビアに考える必要はないと思います。 日本で被扶養者が108万円以上稼ぐと扶養から外れて結果損をする制度とはちょっと違って良心的だと思います。
この素晴らしい税制度のおかげでワーホリの人は稼いだお金を余すことなく手に入れることができるんです。すごいですよね!
・・・今年までは。
この現行の制度は2016年6月30日まで。2016年7月以降はワーホリはすべて非居住者扱いになってしまうんです!!つまり今稼いで支払っている税金は戻ってきますが、2016年7月以降に支払った分の税金は戻ってこなくなってしまいます。
逆に言えばローカルジョブに固執する必要は薄れると思いますが、影響は大きそうです。今のキャッシュジョブの賃金はローカルジョブの最低時給の約17ドルから30%引いた12ドルが相場です。15ドルくらいの賃金を出して手取りではローカルジョブ以上なところもあります。それでもお店としては正規に雇うより節約できて、働くほうも手取りとしてはローカルジョブと同等の賃金を手にできます。
しかし、ローカルジョブの需要が下がれば足元を見られて賃金が下がるんではないか?少なくともキャッシュジョブで15ドル出すようなところは少なくなるような気がします。
「ローカルジョブ」というキーワードをモチベーションにしている人は多いですから なんにしてもこれでオーストラリアのワーホリの魅力のひとつは薄れてしまいますね。
オーストラリアで稼ぎたいなら、今しかない!!今年がラストチャンスですよ〜!
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